AIイニシアティブチームの稲岡です。
2025年5月7日に開催されました「AI駆動開発Conference Spring 2025」に参加してきました。 本記事では、私が聴講したセッションの中から特に印象深かった2つをピックアップしてご紹介します。

- AI駆動開発カンファレンス とは
- The Making of Windsurf, Why We Built It.
- Re-wiring Software Development: AI との協調はいかにソフトウェアエンジニアリングの手法を再定義するのか?
- まとめ
- Faber Company は一緒に働く仲間を募集しています
- Faber Company について
AI駆動開発カンファレンス とは
AI駆動開発カンファレンスでは、AI技術を使った開発に興味を持つ方々向けに、ChatGPTやGitHub CopilotなどのAIツールを使った開発のノウハウや、AIによる開発プロセスの最適化、生成AI・LLMを最大限に活用した新たな開発方法・開発スタイルやテクニックや今後の新しい開発スタイルについて共有・議論していきます!
(イベントページより引用)
The Making of Windsurf, Why We Built It.
Windsurf Co-Founder & CEO
Varun Mohan 様
こちらの講演では、AIを活用した開発の未来、Windsurfを導入したエンタープライズ企業の事例、Windsurfの新機能についてお話しいただき、Windsurfのデモンストレーションを行っていただきました。
Windsurfは世界で1,000社以上の企業に導入されており、Fortune 50に名を連ねる小売企業やJP Morgan Chaseといった大手企業でも利用されています。 JP Morgan Chaseの事例では、ユニットテスト作成時間が40%削減、新規参画メンバーのコード理解時間が68%削減、デバッグ時間が31%改善されるなど、開発効率の大幅な向上が報告されています。
なおWindsurfは5月6日から1週間、Windsurf Wave 8のリリースを開始しています。 今後のアップデートにも期待が高まりますね。 windsurf.com
Re-wiring Software Development: AI との協調はいかにソフトウェアエンジニアリングの手法を再定義するのか?
日本マイクロソフト株式会社 Evangelist
柳原 伸弥 様
こちらのセッションでは、従来の人間前提の開発からAI-nativeな開発へ移行するにあたっての新たな開発サイクルの提案やそれを支えるPlatform Engineeringについて、これまでのソフトウェア開発の歴史を振り返りながらお話しいただきました。
アプリケーション開発におけるフレームワークの登場やインフラストラクチャにおけるTerraformやKubernetesの登場で抽象化レベルが上がるにつれて手続き型から宣言型に変わってきたことを振り返り、AI-nativeな開発においてもIntent(意図)を明確に宣言して開発を進めるサイクルが望ましいのではないかと提案されていました。
またAIを活用した開発における認知負荷の増大についての指摘も印象的でした。クラウドネイティブ技術の登場時と同様に、今日のAIを活用した開発でも多くの情報や選択肢によってアプリケーション開発者の負担が増えています。これらの課題に対応するためのPlatform Engineeringの必要性が強調されていました。
こちらのセッションは遠くない未来におけるソフトウェア開発の姿を考える上で非常に参考になりました。AI前提の開発サイクルを導入するにあたっては、従来の開発サイクルからいかに認知負荷を抑えつつスムーズに移行できるかが重要なポイントになると考えられます。
まとめ
本記事で紹介したセッションはほんの一部で、他にも多くの興味深いセッションがありました。 具体的なツールの話から開発体制のような抽象的な話まで、AIを活用した開発に関する様々な情報を得ることができました。 今後もこのようなカンファレンスや情報交換の場への参加を通じて最新の動向をキャッチアップし、Faber Companyの開発に活かしていきたいと考えています。
Faber Company は一緒に働く仲間を募集しています
Faber CompanyではAIを含む様々な技術を活用してデジタルマーケティングの職人の手元を再現するための開発を行っています。 私たちと一緒に働く仲間を募集していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
Faber Company について
「辺境の知から、“マーケティングゼロ”を実現する」をコンセプトに、企業のWebマーケティングを支援。2005年の創業以来、クライアント企業のSEO施策、コンテンツ制作などの事業を展開。2013年からSEOプラットフォーム「ミエルカSEO」の自社開発を開始し、2015年リリース。職人の手元を再現した「ツール」と高度専門人材による「リソース」支援を通じて、企業のマーケティング生産性を向上し、素晴らしい商品・サービスが、それを必要としている人に届く世界を実現する。